APD敷地は東京湾から300m程の距離に位置する。 およそ50年前に埋め立てられ、人工的に区画割された問屋街だ。 強い潮風とそれに伴う塩害に対処すべく、鉄・ステンレスを用いず、コンクリートとガラスのみで作られた4枚の壁で住戸群をはさむよう構成した。従って、外観に表れる素材の種類は極端に減り、打ち継ぎ目地を消すことで、より即物的な質感を得られた。 内部は大きく3タイプの住戸からなり、いずれもライフスタイルを固定しすぎないよう、入居者の生活にフレキシブルに対応出来るよう、配慮した。
| 住所 | 千葉県千葉市中央区問屋町14-6 |
|---|---|
| 敷地面積 | 503.15㎡ |
| 建築面積 | 324.31㎡ |
| 延床面積 | 1716.58㎡ |
| 用途 | 共同住宅(20戸) |
| 階数 | 地上6階 |
| 構造 | RC造 |
| 最高高さ | 18.327m |
| 用途地域 | 商業地域 |
| 建ぺい率 | 80% |
| 容積率 | 400% |
| 構造設計 | YSE |
| 設備設計 | 島津設計 |
| 施工 | 小川建設 |
| 撮影 | Takumi Ota |