地方都市の一画に、大谷石積みの数軒の蔵が約40年前に建てられた。軒高や高さ、工法、素材が統一されたこの建物群は、各々が同じ時間を経て現在でもまとまった雰囲気を保っている。当初は味噌屋の倉庫として、その後製薬会社の社屋として使用され、その中の一つの倉庫を和食店鋪に改装するプロジェクトである。時間の経過を感じさせる既存部分とモダンに仕上げられる新設部分が様々な形で対比され、建物の内外に渡って互いを引き立て合う空間である。
住所 | 栃木県宇都宮市吉野1-7-10 |
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延床面積 | 132.50㎡ |
用途 | 日本料理店 |
階数 | 地上2階 |
構造 | 木造 |
設備設計 | 添田建築アトリエ |
施工 | 高松工務店 |
撮影 | Takumi Ota |